発達障害診断受けてみた☆

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2022年春。

ずっと気になっていたので受けてみました。

発達障害診断。

子どものころからずっと抱えていた違和感。

・授業についていけない
・集中できない
・理解が遅い
・しゃべれない
・人とコミュニケーションがとれない
・トロい・どんくさい …などなど

かなりしんどかった子ども時代。

知能検査 WAIS IV(ウェイス・フォー)

精神科の先生、臨床心理士の先生とお話をしたあとに、知能検査をしました。

知能検査とは? 大人の知能検査 WAIS-Ⅳ を読み解く
目次 そもそも知能検査とは? WAIS-Ⅳ とは何? WAIS-Ⅳ の各項目とその意味 どこで検査をしてもらえる?費用はかかる? 検査を受けるときの注意点 そもそも知能検査とは? 知能検査とは、個人の特性(得意なことや苦手なこと)がどのような点に現れるか、知能や発達...

知能検査をすると、以下の5つのことがわかります。

①知能指数(IQ)
知能のおおまかな判断基準とされる数値

②言語理解  
ことばを理解する力

③知覚推理
論理的に物事を考える力 

④ワーキングメモリー
耳から入った情報を覚えておく力(聴覚的短期記憶)

⑤処理速度
目で見たものを覚えておく力(視覚的短期記憶)

【結論】グレーゾーン

結論からいうと…

✅知能指数が低い(境界知能)
✅発達障害の特性がある
✅健康状態に問題がない(生活に支障をきたしていない)ため発達障害の診断はおりない

とのことでした。

いわゆるグレーゾーンというやつです。

要するに
「普通に生活できてるなら…問題ないよね☆」ということ。

いや…まぁ…そうだね。

少しだけ反論したい気持ちはありました(笑)

幼少期から、ずっと今まで違和感と生きづらさを抱えて生きてきたことは事実。

でも先生方が
『発達障害ではない』と判断してくださったので、今回の検査で診断を終えることにしました。

正確に言うと
特性はあっても、『生活に支障がない限り診断は下せない』ということです。

先生によれば

母子手帳や子どものころの成績表があれば提出して、親に話を聞いたりなど、希望すれば発達障害に関してもっと検査できる、とのことでした。

変な話
『がんばれば障害者にもなれる可能性がある』ということ。

それくらいグレーな立ち位置に私はいる。

こういう人、けっこういるんじゃないかな。

障害者となり、手帳が交付されれば国や世間からの支援・配慮が受けられます。

でも生活自体が成り立っている以上
そこが目的ではなかったため、その後の追求はしませんでした。

ほんとうにただ、生きづらさの原因が知りたかった。

ダメ人間なんかじゃない…!

診断を終えて、少し気が楽になりました。

腑に落ちたというか。

過去を振り返り、『あぁ…なるほど…💡』ってなりました(笑)

今までの生きづらさは、『私のせいじゃなかったんだ』って。

・勉強ができないのも
・不器用なのも
・なにをするにも時間がかかってしまうことも
・人とのコミュニケーションが苦手なのも

ずっと自分の努力が足りないからだと思っていました。

自分がダメな人間だから、生きづらいのは自分のせいだって。

でもそうじゃなかった。

今まで、できない自分をたくさんたくさん責めてきました。

つらくてみじめなおもいをいっぱい経験して、いっぱい落ち込んで、いっぱい泣いきました。

でも、私が悪いわけじゃなかった。
私、ダメ人間なんかじゃなかった。

だから
これからは少しずつ自分を受け入れてあげられるって、確信を持てました。

自分のなかでは、すごく大きな一歩です。

発達障害診断を受けようと思った理由

今回、人生で2度目の精神科受診。

20代半ばくらいの時、精神科を受診したことがありました。

当時は不安感が強く、抗不安剤を処方してもらいました。

今回私が発達障害診断を受けた目的は2つ。

・今までの違和感や生きづらさの原因を知りたい
・仕事での作業効率が悪いのでなんとかしたい

職場が工場なので
数字を扱うことが多く、計算したり数字の短期記憶が求められる場面が多々あり、そこでのミスが目立ちます。

小さなものでもミスが多いと、当然作業がスムーズに進まみません。

障害でなければ努力でなんとかなる可能性がある!と思っていました。

ありがたいことに仕事自体は続けることができていて、生活する上で支障はなく、健康状態も問題はありません。

違和感や生きづらさを抱えつつも、さすがに障害はないだろうと心のどこかでは思っていました。

そして検査をした結果、思った通り発達障害ではなかった。

『これから先、がんばればつまずきを克服していける☆』

そう思い
なにをどう努力すれば、職場で活かせるのかを先生に相談しました。

でも残念ながら
努力ではどうにもならない』というのが先生の答えでした。

私の特性

知能検査でとくに評価が低かったのが《処理速度》でした。

処理速度とは、視覚的短期記憶能力のこと。

視覚情報を処理するスピードに関する指標がいちばん低い。

次いで低かったのが《知覚推理》です。

知覚推理が低いと

・目で見た情報が認識できない
・先の見通しが立てられない
・場の空気が読めない

などの問題点がでてきます。

先生によると

苦手なことを練習をしたところであまり意味はない。

それよりも、『日常生活のなかで工夫していくことが大事』とのことでした。

少し厳しい内容だけど、事実だし納得できました。

私がしている職場での工夫

職場では、社長や上司に事情を話し、作業内容や作業場の調整をしてもらっています。

【参考】合理的配慮を知っていますか?【内閣府】

ほかに、作業をするときには自分が分かりやすいように紙に書いて作業しています。

《自分専用マニュアル》を少しずつ つくっていく感じです。

会社にもマニュアルはあるのですが、分かりにくくて理解ができません。

①実際に目で見て
②自分の手や体を動かし
③頭で振り返り考えながらメモを書く

私にとっては、このやり方がいちばん覚えられます。

職場で言われたことがありました。

必死でメモとりながら作業してると「そんな書く必要ある?ww」って。

わかるよ。自分でも思うよ。効率悪いなって。

でもさ、しょうがないじゃん。

目で見たもの、耳で聞いたこと。

情報が入っても頭の中ににとどまっていてくれない。

消えていっちゃうんです。

悪気があって言ってるんじゃないってことはわかります。

バカみたいに非効率なことしてるなって、自分でも思うから。

でも…指摘されたり理解されない発言をされると、正直…つらい。

実際人から責められてるわけじゃないですが、責められてる気がしてしまいます。

人からの何気ないことばがきっかけで、自分自身を責めてしまいます。

つらいけど、ここは自分自身で乗り越えていくしかありません。

少しずつ、自分で自分を受け入れていく。自己受容です。

発達障害診断を受けた感想

今回の検査で、生きづらさの原因を知れてよかったです。

これからの人生をもっと楽しく生きるための第一歩♪

改めて、自分は周りに求めすぎてるってこともわかりました。

「自分ことわかってほしい」って思いが強くありました。

人に求めるよりも先に、自分が自分のことを受け入れてあげなくちゃいけない。

無意識に、自分を否定して責めていたら、そりゃ生きづらくもなりますよ。

でもその原因が今回の検査で知ることができた。

自分にできることとできないこと。

自分にできることしかできないのに、能力のわりに無駄に理想が高かったみたいです(笑)

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